インフルエンザワクチンの効果 2000年10月

 高齢者に対するインフルエンザの予防接種により、インフルエンザに伴う肺炎の発症や死亡率が減少することが証明されています。小児に対するインフルエンザ予防接種の効果としては、インフルエンザに合併する中耳炎の減少などが知られています。今回、米国医師会医学雑誌(2000年10月4日号)に、託児所の小児に予防接種を行うことで、これらの子供と同居する兄弟のインフルエンザ発症を減らすことができるとの報告が掲載されました。ワクチン接種を受けた小児のインフルエンザ発症が減少したり、インフルエンザの重症度が低下するため、同居する兄弟への感染が減少すると考えられます。


 これらの論文を受けて、米国医師会および米国国立予防接種センターは以下の対象者にインフルエンザ予防接種を推奨しています。


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